我が国の水道は世界に冠たる水準を達成してはおりますが、経営環境は非常に厳しく、また、老朽施設の更新・再構築、耐震化、次世代への技術継承の問題など、数多くの課題を抱えております。水道を取り巻く環境も目まぐるしく変容しており、昨年は、政府与党の研究会において、日本の水道分野における国際貢献のあり方、今後の日本の水道事業のあり方が問われることとなりました。
本協会におきましても、このような流れを重く受け止め、「水道の安全保障に関する検討会」を設置し、いかなる道筋によって国内の水道事業の運営基盤を強化すべきか、そのうえで、いかに世界の水の安全保障に資する国際貢献を行うべきかについての検討を行いましたので、その報告書を掲載させていただきます。
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水道の安全保障に関する検討会報告書 (表紙 - P.143) [PDF 14,847KB]
■分割ページ
第Ⅰ章 検討会の提言 (表紙 - P.10) [PDF 477KB]
我が国における水道経営の基本理念
検討会の提言
1. 提言の背景
2. 提言の概要
2.1 広域化の推進
2.2 公民連携推進
2.3 国際貢献
第Ⅱ章 提言の内容 (P.11 - P.53) [PDF 13,339KB]
1. 日本の水道の現状と課題
1.1 料金収入の低迷
1.2 中小規模水道事業体の現状
1.3 老朽化した施設の更新・再構築
1.4 頻発する地震等、自然災害への対策
1.5 水質汚染事故等の被害
1.6 熟練職員の大量退職に伴う技術の継承
2. 「安全」・「安定」・「持続」の事業運営に向けて
2.1 広域化と公民連携の必要性と効果
2.2 広域化の推進
2.3 公民連携の推進
3. 施策推進に向けたロードマップ
4. 国際貢献
4.1 日本の優れた技術による国際貢献
4.2 国際貢献の現状
4.3 国際貢献に関する課題
4.4 国際貢献に向けた方策
<参考資料-1> 広域化・公民連携に関するアンケート結果 [PDF 2,030KB]
<参考資料-2> 自治体出資団体アンケート調査結果 [PDF 526KB]