厚生労働省では平成16年6月に「水道ビジョン」を策定し、その中で運営基盤強化を図る重要な施策の一つとして、地域の実情に応じて管理の一体化や事業統合・共同経営等の多様な形態の広域化を進める「新たな概念の広域化の推進」を示しました。また、平成17年水道課長通知「地域水道ビジョンの作成について」及び平成20年課長通知「広域的水道整備計画及び水道整備基本構想について」では、都道府県や水道事業者等が地域水道ビジョンを作成することを推奨しているところであり、地域水道ビジョンにおいて新たな概念の広域化の推進に留意することを求めております。
このたび、都道府県の水道行政部局や水道事業者等における水道広域化の検討に資することを目的として、「水道広域化検討の手引き」の作成を公益社団法人日本水道協会に依頼し、とりまとめました。本手引きは、水道広域化の具体的な検討方法、検討事例及び導入手順とフォローアップ等を示しているもので、地域水道ビジョンなどの各種計画を策定する際の案内書となっています。今後、必要に応じてご活用ください。